これからの住まい方を考えた平屋住宅。アプローチ階段の段差を低くし、ゆるやかなスロープと手すりを付けている。
木の質感が心地よい廊下は車いすでも安心な広さ。県産木材がふんだんに使われており、腰板と一体化させアーチに張り出したディスプレイスペースや天井と腰板の色目など、細やかな木遣いが秀逸だ。リビングに隣接する和室もおしゃれな建具や格子状の畳、格式ある折り上げ天井など、高い技術と遊び心が感じられる。
引き戸で統一された扉や段差の解消、大き目のスイッチなど、さまざまな配慮とバリアフリーで長くゆったりと生活できる住まいとなっている。